ネットワークのトラブル解決とWindows Server 2008バックアップ設定

那珂市菅谷の法人様

10日前に設定したリモートアクセスが急に使えなくなったとのことでお客様の事務所にお伺いしました。
ダイナミックDNSで接続設定しましたので、もしかするとWAN側のアドレスが正常に取得できていないのかも?
と思い、チェックしたところダイナミックDNSは問題ありませんでした。

クライアント機からVPN接続したところサーバー機までは問題なく接続ができていますが
DHCPからIPアドレスが取得できていないという症状が発生。
サーバー機のLANアダプタのIPアドレスを確認したところ滅茶苦茶なIPアドレスになっておりました。
今回のリモートアクセス不具合は事務所内のサーバー機がDHCPから正常なIPアドレスを取得できていなかったのが原因でした。

ルーターのDHCP割り当てが192.168.1.2~になっており、事務所で使用中のプリンタだけ固定IPで192.168.1.5を割り当てていますので、IPアドレスの競合を防ぐためルーターのDHCP割り当てを192.168.1.10~に変更しました。
その後、サーバー機も正常なアドレスが割り当てられリモートアクセスの不具合も解消できました。

次に、Windowsサーバー内のデータをWindows Serverの[Serverバックアップ設定]を使用して
別ドライブに自動でバックアップするように設定しました。(タスク設定)

最後に、お客様の管理されているWebデータを指定した時間に事務所のサーバーにバックアップする設定を行いました。
お客様から事前にいただいた実行用のJAVAファイルを編集してサーバーに設定。
タスクスケジューラーで指定した時間に実行するように設定を行いました。
とりあえず手動で実行したところ一部のサーバーを除きデータのバックアップに成功しました。

自分で組んだネットワークでしたらトラブル解決も簡単ですが
今回は、お客様が組んだネットワークでしたので全体の構成など一から調べる作業などがあり結構時間を要しました。

それにしても、お客様によって構成が全く違いますので
お問い合わせの際におおまかな症状をお聞きし、原因(可能性)を何パターンか想定してお客様の所にお伺いしますが
メーカー・機器もバラバラですので理論上は正しい設定を行っても素直に動かない場合もあり
毎回、ぶっつけ本番といった感じでスリル満点ですね!

たまに、電話での内容と症状が全く違うなんてこともありますので・・・。(何とかなっちゃいますが)
とりあえず、物理障害のデータ復旧以外の件でしたらその場で柔軟に作業を切り替えて対応が可能ですので
お困りの際は、お気軽にご相談ください。