東芝 dynabook B350/22Aノートパソコンのデータ復旧とハードディスク交換②

笠間市笠間のお客様からお預かりしているノートパソコン修理の続き(その2)

土曜の夜から旧→新ハードディスクにクローン作業を行いましたが
約40時間経過後にハードディスクのエラーにより先に進まなくなり
クローン作業は中断しました。

不良セクタにより動作がかなり不安定になっています。

クローンが成功しないと結構ハードな作業が待っています。
単にWindowsをセットアップするだけでしたら何てこと無いのですが・・・。
今回は、パソコンに入っているソフトも復元ということですので
何とか東芝のリカバリによるリカバリを行わないとお客様のご要望通りにはなりませんので
とりあえずLinuxを使用してリカバリ領域を抜き出せないかテスト!
リカバリ領域は無事でしたので希望の光が!

作業の詳細手順は業務上の都合で伏せさせていただきますが
あの手この手でゴニョゴニョと行い、
0キーを押しながら電源ON!!

TOSHIBA dynabook B350_22A 04
やっと、リカバリ領域からの起動に成功し無事にリカバリが開始されました。

TOSHIBA dynabook B350_22A 02

リカバリ作業中に、同時進行で
お客様のデータ救出作業!!
実は、こちらの方が厳しい作業なのですが・・・。
クローンで正常にコピーできなかったため
手作業によりファイル数や容量などをこまめにチェックしながらコピー作業。
しかもコピー中にハードディスクが落ちる&復活!の繰り返し・・・。
でもマスターはこれしかありませんので
取れるところまでチャレンジ!

かなり時間を要しておりますが何とかファイル救出は成功しています。
※一部のファイルは不良セクタの影響で破損している感じですが。

12/27の夕方にお預かり
12/27 19:00 ~ 12/29 13:00 クローン作業が終わらずRead/Writeエラー続出のため作業変更
12/29 クローンで取得できていた部分にWindowsの修復を試みるも修復不可
12/29 夜にやっとハードディスクリカバリ領域からの起動に成功→リカバリ実施
12/29 13:00 ~ 12/30 13:00頃まで手作業でお客様の写真などのファイル救出作業(途中、頻繁にHDD挙動不審)
12/30 13:00 ~ 15:30 救出ファイルをパソコンに移動とパソコン本体の簡易清掃
無事に納品できました。

以前、NECは何回もHDD交換を行いましたが、アプリケーションやドライバのセットアップファイルがCドライブにあったため
リカバリが使えない場合でも通常のWindowsセットアップディスクで何とかなったのですが
東芝はチョット構造が違うようで、アプリケーション&ドライバが・・・使えない!
ということで、なんとしてもリカバリが使える状態にしないとどうしようも無い状態に陥り、
パーティション操作、ブート関連の修復など試行錯誤し何とかリカバリ領域から起動成功し、
やっと一安心。
あと心配だったのが、リカバリされるのがWindows 7(無印)で
今回交換に使用したHDDがAFT(4Kセクタ)の物でしたのでリカバリ後に起動出来るか気になりましたが
こちらは問題ありませんでした。

リカバリーディスクを作成していないお客様は
保険だと思って必ず作成することをお勧めします。
※特に、個人向けモデルの場合は色々なソフトが入っていますので、リカバリ出来ないとソフトが全く使用できない状態になってしまう場合があります。

リカバリーディスクとはなんぞや!?作り方が分からないと言うお客様は
ご依頼いただけましたら代理で作成致しますので、お気軽にご相談ください。